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(牙狼SS)休息2
2009-07-02 Thu 18:59
二次小説です。


「休息」 完結編は 続きから。















***** 休息 2 *****







 

「おいおい 二人ともやめろ、魔戒騎士同士が剣を交えるのはご法度だ」

ザルバが止めるも、

「いいのよ ザルバ、勝手にやらせておきなさい。あんたは覚えていないでしょうが、二人にとってこれはただの挨拶なの。」

と シルヴァが応じる。
 互いの剣と剣を擦らせ、火花を散らす二人の剣士は至近距離で睨み合った。


 


「鋼牙ぁ~ てめぇ、カオルちゃんが帰ってきたってなんで言わなかった!
お陰で俺は 女に囲まれてへらへらしている所を見られちゃったじゃないか」

「知るかっ」

「・・・なんだそれは?」

ザルバが呆れて呟く。

「なにお~? 3か月も内緒にしやがって!」


「永遠に知らなくていい」


「俺が知らない間にまさか付き合ってねぇだろうなぁ?」


「・・・・・」


「あ!黙ったって事は図星か!?まさかもうデートなんて・・・うぉぉぉ」


「バカか お前は」


お互いの剣の鞘が強くぶつかる。その衝撃で一度跳ね飛ばされた二人はその身体をすかさず寄せて顔の前で互いの剣を交えると睨み合う。
 そんな二人に とどめを刺したのは二人の顔の間にあるシルヴァだった。

「あのお嬢さん、以前はただの小娘だったのに いつの間にかすっかり大人になっちゃって・・・ただの堅物だと思ってたけど 鋼牙もやるじゃない。見直したわよ。」

「鋼牙 ホントかっ!ついに手を出したのかっ!! てんめぇ~~~~~~っ」










 「はい!二人とも ストーーーーップ!あ、だめ、振り向かないで、そのままだからね」

いそいそと 椅子やら画材道具一式を持つゴンザを従えて カオルが庭に出てきた。イーゼルを持って二人のまわりをしばらくぐるぐると回ると、

「うん、この位置がいいかな」

と、言って、やおら零の立ち位置から数メートル斜め後方を陣取り、白いキャンバスにむかって二人の姿をデッサンし始める。


「後で皆さんでお茶に致しましょう。今日は良く晴れて気持ちがいいですな」


ゴンザがうれしそうに言うと、お茶の用意をしに屋敷の中へ戻って行った。


小春日和の冴島邸の庭で、うららかな日差しを浴びながら剣を交わし静止する二人の騎士、 やがてカオルに聞こえないほどの小さな声で口を開いたのは 鋼牙だった。


「カオルと 結婚することにした。まぁ、そういう事だ」

「なら 毎日 邪魔しに来てやる」

「勝手にしろ」

「毎日 口説きに来るからな」

「好きにしろ」

「安心しろ、お前がホラーに喰われたら、俺がきっちりカオルちゃんの面倒を見てやる」

「俺はやられない。俺は・・・黄金騎士・牙狼だ」

二人はガッチリと目を合わせると ニヤリと笑った途端、カオルの叱責が飛んでくる。


「ちょっとぉ!二人とも 笑わないっ。そのままって言ったでしょ」




 


 


今日も 北の冴島邸は賑やかな笑い声に包まれている。書庫から出てきた鋼牙は ここも変わったものだと 自嘲気味に口元を歪ませると 2、3回頭を振った。
 あれから暇さえあれば 零はバイクで乗りつけ、カオルを口説いているらしい。もっともカオルの事だから、相手にする、しない以前に口説かれている事自体全く気付いていない様で、さすがの鋼牙も最近の零には同情さえ覚える。

  
 相変わらず 顔を合わせると鋼牙と零は剣を交える。剣を交えることで鋼牙も己の会得した剣の道を余すことなく零に伝え、零もまた、それに応えてめきめきと腕をあげていった。
 


 騎士に休息の時間はそう多くない。



 

――――
人々の邪心がある限り、
魔獣は出現し続ける。
永遠に続くであろう戦い。
だが、魔戒騎士の心は折れない。
人々の想いが、
この心と鎧に届く限り
――――。 








 


                    完












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スタートだっ!
こんばんわ!凄いですね。日付見ると2009年。感慨深いです。白夜の後のふたりの邂逅、鋼牙と零の友情、相変わらず「おとなになった」割に天然の抜けないカオルw 白夜の「おかえり」「それはこっちのセリフだ」の美しさ、あれでエンド迎えたときは「幸せになれよ」と彼らの亡き父のように思わずにはいられませんでした。リアルで見てた方には、RRや魔戒閃騎は「ほげ!?」な事件だったろうなあと想像に難くなく。・・・
2013-12-01 Sun 02:14 | URL | Sousou #iLuF92wA[ 内容変更] | top↑
>スタートだっ!
ちょっ Sousou様 なんの羞恥プレイですかっwww
なんて事を企んでいらっしゃる 
ここにコメントが来るとは恐るべしSousou様www

これ、実は2006年に書いたんですよね。
し~か~も携帯(しかもしかも想像してください、当時の携帯ですよ? 液晶がまだ ちっさいったらありゃしない)のメール新規作成画面に入力→下書き保存という荒業。
ちなみに 携帯に入力してたのは下弦の月まで。


3年の寝かせて手直しナシでブログにアップしたのはひとえにいい加減携帯のメール下書き欄が小さくて面倒くさかったからでした(爆)

2013-12-01 Sun 12:33 | URL | hitori #-[ 内容変更] | top↑
 
 
 
 
 
 
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